ダブルレール形とシングルレール形の違いについて教えてください。
クレーンガーダ=クレーン本体(主桁)の構造の違いによる分類です。
①:ダブルレール形……クレーンガーダが2本のタイプ
②:シングルレール形…クレーンガーダが1本のタイプ
「ダブルレール形」の場合、巻上機は2本のガーダの上を移動しますので、その分有効揚程をより大きく確保することができます。
また、「ダブルレール形」は相対的に強度があるため、定格荷重の大きい大容量の天井クレーンを設計する際に多く採用されます。
一方、「シングルレール形」の場合、巻上機は1本のガーダに懸垂する形となりますので、「ダブルレール形」に比べると有効揚程は低くなります。
一方、「ダブルレール形」に比べると構造がシンプルで重量も軽く、その分低コストで導入できるというメリットがあります。